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星孝典 捕手 #25

自分流に投手の個性を引き出す

 



 今季が移籍3年目。捕手陣で星孝典の存在は欠かせない。セオリーにとらわれない自分流のリードを追求、自らの立ち位置も心得ている。常に冷静なプレースタイル。若手、中堅、ベテランを問わず投手陣からの信頼も厚い。

 正捕手・炭谷の控えだが、星孝の能力を早くから見抜いていたのが渡辺監督だった。巨人在籍6年半で一軍出場はわずか18試合、西武へ移籍する前年は1度も出場していない。二軍生活が長かったが、イースタンでの堅実なプレーを評価していたのが、当時二軍を指揮していた渡辺監督だった。

「細川がいなくなって、大きな補強点は捕手だった。その1番手の候補が巨人にいた星孝。必ずウチの戦力になってくれる」

 渡辺監督の言葉を借りるまでもない。2011年5月に移籍してからは、炭谷とは違う一味加えるリードで投手の持ち味を引き出そうとしている。「ほかの捕手と常に競いながら出番を得て、チームに貢献したい。1試合でも多くマスクをかぶって」。今年、その意欲はさらに強いものになっている。

 今季初スタメンは5月23日、広島戦(西武ドーム)で巡ってきた。4回、2年ぶりの打点となる適時打を中前へ。前日は9回同点機に凡退し最後の打者。「だから何としても打ちたかった」。反面、6月25日から約1カ月間、打席に立てない時期もあった。先発出場は限られているものの、試合に臨むモチベーションはいつも高い。

 強肩、送球の速さも定評がある。2年前の40試合出場が自己最多。昨年は開幕一軍も7月に抹消されると最後まで再昇格できなかった。「投手の個性、いい部分を最大限に引き出したい」。星孝の一途な姿勢が深みを増してきた。
オーロラビジョン

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