真中監督の頭を悩ませているのが、先発投手不足だ。開幕前には先発枠を争うほどの充実度を見せていた投手陣だが、10試合を終えたころにはもう、残っていなかった。その理由のひとつが
杉浦稔大の調整遅れだろう。先発ローテーションのひとりとしてキャンプから調整を続けてきたが、オープン戦でも結果が出ず、一軍に帯同させながら状態が上がるのを待つことになった。しかし6試合で6失点し、防御率は9.00。
杉浦は「調整の仕方なども先発とは違いますし投げる球もすべてが勝負球になる」とそのポジションの難しさを痛感している。だが、「連投もいける準備はしていますし、状態は悪くない。(感覚は)戻ってきている感じがします」と前を向く。
ただ、自身の想像以上に先発としての出番は早く回ってきそうだ。
デイビーズが4月5日に背中の張りで登録を抹消され、代わりに先発した寺田は2回途中6失点。さらに一度再調整していた館山も4月13日の
巨人戦(神宮)で5回6失点、翌14日には抹消され、再調整を強いられることに。
そんな状況の中、白羽の矢が立ったのが杉浦だった。「二軍で先発として調整してもらう」と指揮官。伊藤投手コーチも「杉浦ら若い選手がチームの中心になってもらわないと」と期待をかけている。
「ここ2年間、チームに貢献できていない。今年こそはしっかりと結果を出したい」と杉浦。この男の復活とともに、チームも再浮上をはかる。