独特の小さなテークバックから、150キロを超える直球を軽々と投げる。薮田和樹はその速球で、穴が空いた先発ローテーションを埋めた。5月23日、マツダ広島で行われたヤクルト戦。先発の野村が腰の違和感を訴えて3回で降板した。白羽の矢が立ったのが薮田だった。 振り返れば昨季の8月31日(DeNA戦、マツダ広島)も、先…