
常に掲げてきた200安打の目標へ、大島は安打を重ねていく
悲願のシーズン200安打へ向けて、正念場が続く。
大島洋平が再点火を高らかに宣言したのが8月10日の
広島戦(ナゴヤドーム)。同点の9回一死三塁だった。
「ここでアウトになったらゼロで試合が進むだろうな」
広島のクローザー・
今村猛の3球目、フォークをはじき返した。前進守備をあざ笑うかのように打球は中前へ。昨年9月14日の
巨人戦(同)以来となる自身3度目のサヨナラ打で決着をつけた。
3、4月は月間MVPを獲得するなど、春先に安打を量産した男が、苦しんでいた。8月に入るとサヨナラ打直前の打席まで35打数7安打、打率.200。1試合1安打ペースと快音が鈍っていたこともあり、前日9日の試合前練習から2日連続で早出特打を敢行した。この日は約40分間かけてスローボールと速球を打った。「前半戦が良かっただけにいい状態にしたくて。それがあったから打てたかも」と笑みを浮かべた。
今季はグリップエンドから指2~3本分空けて握っている。
「感覚的なものですけどね。一番しっくりきている」
得点圏や走者を置いた状況では芯でとらえられる確率を高めるために短く持つ。サヨナラの場面で回った打席では直前の打席よりも指3~4本分空けて握った。開幕当初から続けるスタイルが大事な場面での結果につながった。
「ここからペース的にももうひとつ上げられるようにしたい」。
大島がHランプをともせばともすほど、チームも上昇気流に乗るはずだ。
写真=BBM