
今オフに腰部椎間板ヘルニアの内視鏡手術を受けた淺間。万全の状態で2018年シーズンでの定位置奪取を狙う
体調を万全にして勝負を懸けるのが
浅間大基だ。11月1日に徳島県内の病院で腰部椎間板ヘルニアの内視鏡手術PED法を受けた。手術が決定した際には球団を通して「来年しっかりと勝負できるように、この時期に手術を受けることを決めました」とコメントを発表。制限なく練習が出来るようになるまで約2カ月の時間を要するが、来春のキャンプには十分間に合う見通しだ。
昨春から腰痛に苦しめられてきた。2016年のアメリカ・アリゾナキャンプ中の実戦で負傷。状態は良くなったり悪くなったりを繰り返していた。「この2年間くらい不安を抱えたままでプレーしていた」と昨季は52試合に出場したが、今シーズンは19試合出場にとどまり、大きな決断を下した。
1年目だった15年は鮮烈な一軍デビューで話題をさらった。思い切りがいいセンス抜群の打撃で高卒新人では29年ぶりとなるサヨナラ安打も放った。俊足で幅広い守備範囲を誇る外野守備もソツなくこなし、近い将来のレギュラー候補として大きな期待をかけられていたが、腰痛を発症して以降は伸び悩んでいた。
チームメートで横浜高の先輩でもある近藤と同様に、同じ病院で同じ手術を受けた。近藤は6月に踏み切り、9月末には一軍復帰。「思い切りプレーできる状態に治して、来シーズンに備えたいと思います」。ポテンシャルは誰もが認める。不安を取り除いた逸材が、プロ4年目を迎える2018年は満を持して捲土重来を期す。
写真=BBM