
その姿勢、言葉でチームをけん引する
任された重責を前向きに受け止めている。新選手会長・
岡島豪郎は、チームがより強くなっていくため、ナインの先頭に立つつもりだ。「チームの先頭で引っ張る。絶対に優勝するという気持ち。せっかく立場をもらったので、いろいろ球団とも話して、選手とも話して、これからより良い方向へいくように進めていきたい」と所信を表明した。
苦い思いが、今季に懸ける気持ちをより強くしている。昨季は優勝を争いながら、夏場の連敗で失速。「(大きな)連敗をしないチームにしたい。今がバラバラということではないけど、一つにまとまればもっと良くなっていく。選手も観察しながらやっていきたい」。シーズン中も、積極的に意見交換を行っていく考えだ。
プレー面でも、新しい役割を期待されている。昨年11月の秋季キャンプでは、まさかの事態に備え約2年ぶりに捕手としてブルペン入り。「気持ちだけはしっかり持って、練習を定期的に入れながら準備だけはしていきたい」。メーンとなる外野に加え、選手会長として、有事の際の控え捕手として、献身的にチームを支えていく。
球団の期待も大きい。昨季は左肩を脱臼したこともあり、111試合の出場。規定打席にも届かなかったが、600万円増の4400万円(推定)で契約を更改した。「元気を出してやっている部分とか、野球の結果以外の部分でも評価してもらった」と岡島。新会長として全身全霊を懸けて、優勝を目指すチームを導いていく。
写真=神山陽平