
今年もキャプテンマークを着け若手をけん引していく福留。日本一へ向けて若手とも積極的にコミュニケーションをとっていく
プロ20年目の区切りで、さらに持ち味を発揮する。今年も春季キャンプからチームをけん引するのは不惑を超えた超ベテランの
福留孝介だ。
昨オフ金本監督から直々に2年連続のキャプテンを託された。Cマークをつける41歳は「チーム一丸」を強調する。
「能見も、トリ(鳥谷)も、(藤川)球児もいる。それぞれのポジションで、なれ合いにならないように力を合わせていきたい」
昨季はキャプテン1年目で127試合に出場し、打率.263、18本塁打。93試合に「四番」に座ったが、今季はその負担も軽減されそうだ。
新外国人で大砲の
ロサリオが加入したことで、福留も「中心がいるのはいいこと」と歓迎の意を表しながら助っ人のアシストしていく。
まずはメジャー経験もある福留は「本人がやりやすいように、いい環境を作ってあげたい」と積極的なコミュニケーションを心掛ける。
一方で、若トラにはさらにハッパをかけながら、勝利への執念をあおっていくつもりだ。
「個人が勝ちたいと思ってもチームとしては勝てない。若手にも優勝するという気持ちをもっと強く持ってほしい」
昨年末の契約交渉に臨んだ席には、わざわざ揚塩新社長が同席して、フロントと現場が一体となって優勝を狙いにいくことが確認された。
福留は「もう優勝、日本一しかない」とチームが束になって戦い抜くことを心に誓っている