
6月11日時点で交流戦打率は.356。一発だけでなく、コンスタントに安打も放っている
プロ3年目での初出場に向け、開幕から結果を出し続けている。今季もプロ1年目の2015年から3年連続で投票用紙の外野手部門にノミネート。過去2年は腰のケガもあり、球宴出場とはならなかったが、今季は中軸として全試合に出場と、目標である“シーズンフル出場”へ向け、順調に戦っている。
5月に入ってからは「打席の中で自分のスイングがしっかりとできるようになってきた」と話すように、打率3割以上をマークするなど、状態は右肩上がり中だ。
期待の表れだろう。6月11日発表のオールスターファン投票の中間発表では外野手部門で
ソフトバンク・
柳田悠岐、
西武・
秋山翔吾、
日本ハム・
大田泰示に次いで4位。ファン投票開始の5月下旬から好調の打撃を見せている。
5月22日の
楽天戦(楽天生命パーク)では、先制弾を含む4安打4打点。同27日の
ロッテ戦(京都)と29日の
中日戦(ナゴヤドーム)では2戦連続本塁打を放つなど、真価を発揮している。
5月に入り、一時は12試合本塁打から遠ざかったが、その期間でもコンスタントに安打を打ち続けてきた。「自分の打撃ができていなかったが、これから上がっていけると思う」と現在の好調に手応えをつかんでいる。
本塁打も、敬遠を含めた四球数もチームトップの数字を出すなど、名実ともにチームを代表する打者へとなりつつある
吉田正尚。この状態を維持すれば、初のオールスター出場も現実味を帯びてくる。
写真=井田新輔