
昨季は出場わずか33試合に終わった後藤。今季は一軍での活躍を誓う
雪辱に燃えているのは、
後藤駿太だ。
結婚したことを期に2018年に登録名を「駿太」から「後藤駿太」に変えたが、出場33試合、打率.216、0本塁打、4打点、2盗塁。春季キャンプでインフルエンザに感染するなど出遅れると、宗が台頭し、中堅の座を明け渡してしまった。
「悔しい。情けなかった」と唇をかみながら振り返ったシーズン。9年目を迎える19年、再起へ向けて「一軍で活躍しないと意味がない。春キャンプから本番だと思ってやっていく」と誓って新年を迎える。
自身にとって12年シーズン以来となる出場100試合未満となった。シーズンのほとんどが二軍での生活。思うようにいかなかった1年間を振り返り「一軍にいることが、どれほど価値があることなのかが分かった。二軍ではなくて一軍で活躍したい。ほかの人が、というより自分が活躍できていない危機感がある」と胸中を口にした。
オフ期間は「新シーズンに向けて大事になってくる」と、トレーニング方法も新たなものを複数試していく予定だと話す。「もう一度、体の内面から鍛えながら、作り上げていきたい」と根本から見直していくつもりだ。
昨季、期待に応えられなかったからこそ、一から出直す覚悟で今年のスタートを切る。「キャンプは評価が低い中でのスタートになる。『もう1回見てみたい』という評価にならないといけない」。再び一軍で輝くために現状を強く自覚しながら、新シーズンを見据えている。
写真=BBM