
将来有望の若手投手が続々と現れているオリックス。ドラ1左腕・宮城大弥もファームで4勝を挙げている
将来が楽しみなルーキーが順調にプロ生活を送っている。
今季、ドラフト1位で入団した宮城大弥が、二軍で奮闘中。8月31日時点で、8試合に登板し、4勝1敗。防御率は2.41で、計33回2/3を投げて24三振を奪うなど、好結果を残している。
6月25日のウエスタン
阪神戦(甲子園)で公式戦初登板・初先発し、自己最速の150キロを3キロ更新する153キロを計測。プロでの公式デビュー戦は3回4安打2失点だった。1点リードの3回二死一、二塁で、阪神のドラフト2位・井上に投じた7球目、122キロの変化球に対応されて逆転を許したが、4三振を奪うなど、ボールの強さを見せたマウンドになった。
現在は主に体作りを中心に、チームが用意した「育成プログラム」に沿って練習に励んでいる。
「スタッフの方が濃い練習メニューを組んでくださっている。期待に応えられるようにやっていきたいです」
チームメートや、相手投手のブルペン投球を見ると「みんな、すごいです。同じ18.44メートルでもキレが違う。ボールが落ちない」と観察を忘れず、抜け目がない。
貪欲な姿勢を見せる。「新しい変化球を覚えられたら、投球の幅も広がる」と新球種にも手を伸ばす。狙うはフォークの習得だ。
「決め球の落ちるボールとして使えるようにしていきたい。高校でも練習で投げていたんですが、そのときはうまくいかなかった。この期間で習得できたらと思ってます。試合で投げることができるようになればいいですね」
現在の球種はカーブ、スライダー、チェンジアップ。「高校のとくは変化球をあまり投げなかったので」と、新球種の習得で、レベルアップを期す。その先の一軍マウンドを目指し、思い切り腕を振っていく。
写真=BBM