
昨季は自己最多の54試合に出場した古賀
家族の存在を力に変え、正捕手の座を奪う。高卒6年目を迎えた
古賀優大は昨年末、2020年に入籍していたことを発表。昨春には第一子となる長男も誕生した。同12月の契約更改では、600万円増の年俸1300万円でサイン(金額は推定)。一児の父となり、新シーズンへ向けて新たな決意を明かした。
「家庭ができたことによって、さらに頑張らないといけないという自覚が芽生えたので、自覚を持ってやっていきたい」
昨季は、成長の1年となった。捕手では
中村悠平に次ぐ54試合に出場。ともにチームトップの9勝を挙げた
小川泰弘、
奥川恭伸ともバッテリーを組むなど首脳陣からも大きく期待され、6年ぶりのリーグ制覇、20年ぶりの日本一達成に貢献した。
チームでは昨季123試合に出場し、今季から背番号27を着ける中村が長年扇の要を守ってきた。ただ、その存在に頼ってばかりではいられない。さらなる成長のためにも、チームの勝利のためにも高い壁を越えることが必要だ。
今オフについて「もう一回自分と見つめ合って、基礎から、一から土台作りを頑張っていきたい」と口にした古賀。1月は毎年恒例となった愛媛・松山市での合同自主トレーニングに参加。越えるべき目標である中村とも汗を流す中でさまざまな教えを受け、プレーに生かしている。
「試合中どんな場面でも強気で攻めるというのはぶれないようにしているので、そこは譲りたくない」と古賀。大切な存在のためにも、今季はもう一回り大きくなる。
写真=BBM