大きな可能性を秘めた若手のホープだ。宇部工高から入団2年目の内野手、小森航大郎が奮闘している。今季は故障したこともあってイースタンでは49試合の出場にとどまったが、10月に行われた「みやざきフェ
ニックス・リーグ2023」のメンバーに選出。
高津臣吾監督が視察に訪れた際に猛アピールした。
身長は172センチと小柄だが、パンチ力のある打撃が魅力。20日の
阪神戦(西都)に八番・遊撃で先発し、4打数2安打1打点と活躍した。7回先頭では左越えへ今季のフェニックス・リーグ1号ソロを放ち、「畠山(
畠山和洋、二軍打撃)コーチと試行錯誤しながら、脚をしっかり使って、少々詰まってもいいから、体を入れて打とうということをやってきていたので、たまたまかもしれないですけど、いい形になってくれてよかった」とうなずいた。
目指すのは一軍の舞台だ。2年間で一軍出場はなし。ただ、内野手では2学年上の
長岡秀樹が遊撃手のレギュラーとして2年連続で130試合以上に出場。フェニックス・リーグでもともにプレーし「守備のレベルとかストレートを前に打つ技術はまだまだ届かないなと思う」と率直な感想を吐露したが、「だからといって、負けるつもりもない。誰よりも練習して、その中で体を強くして、ケガをしない体を作って絶対に勝ちたい」と言葉に力を込めた。
「やるからには一軍でバリバリ活躍したい」と小森。負けん気の強さと秘めたパワーで、レギュラーの座を脅かす。
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