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昨季の10勝から一転、今季は2勝止まりに終わった與座
昨季は先発ローテーションに定着し10勝と飛躍を遂げた
與座海人だったが、今季は2勝6敗と振るわなかったため、秋はその原因の解明と改善に時間を費やした。
「今年は1年を通じてあまり納得して投げられませんでした。途中、いい時期もあったのですが、それが長く続かず、単発で終わってしまった部分が多くて。なので、なぜ納得できなかったのか。自信を持って投げられなかったのか。その原因を見つけられるように取り組んでいました。動作解析や、いろいろな専門の方から意見をもらったりして、今までの自分の感覚と照らし合わせながら、原因がはっきりと分かってきました」
その中で洗い出されたのは、「体の使い方。股関節の回転速度や回転するタイミングがよくなかったことと、下半身と上半身のねじれのところであまりいい数値が出ていませんでした。さらに、回転する軸もブレていたりしました」。
シーズン中は「ああでもない、こうでもないと、見えないものと戦っていた感覚だった」と言うが、数値や動作解析などの観点からも改善点がはっきりしたことで修正しやすくなり、実際、「投げている感触としても良くなっている実感はある」と確かな手応えを口にする。「このオフでさらに磨いていくのが楽しみです」。
オフの自主トレは、チームメートの
高橋光成らとアメリカで行う予定だ。
「(高橋)光成は何年も結果を出し続けていて、間違いなく球界でもトップクラスの投手だと思っています。その取り組みや意識など、近くで見て学びたいと思っています」
再び2ケタ勝利へ、まずは秋から順調な一歩を踏み出した。
写真=BBM