
昨年は8勝に終わった青柳。今年は大事なシーズンになる
青柳晃洋が順調に調整を続けている。すでに昨シーズンの不調について原因を突き止めていたことも明かしている。
「投球時に(右腕の)可動域が狭まっていた。投げる感覚も、動き自体も良くなっていると思っています」
昨季8勝(6敗)に終わったピッチングには「自分が納得した投球は1度もなかった」と悔しい思いをしただけに気合のシーズンになる。
「今年は勝負の年だと思っています。2年連続でダメだったらどんどんダメになっていくと思うので、しっかり基礎になるところからやろうと思います」
2021、22年の最多勝男にとっては、まるで別人のようなシーズンを送った。対
DeNAの開幕戦(京セラドーム)こそ勝利はしたが、好調が持続されることはなかった。
5月下旬には二軍で再調整をした時期もあった。巻き返しのかかった今年はフォーム修正、トレーニングに余念がない。
「自分のいいときのボールが投げられるように、それを春まで追い求めたい」
キャンプを前にフォーム固めを強調する。メンタル面でも「1つ変わるとしたら自分の立場」と追い込んでいくつもりだ。
「先発ローテに入れるように、しっかりと争いの中に入っていきたいと思っています」
開幕投手にも「もちろん目指します。あきらめていない。選ぶのは監督ですが、やりたい気持ちはあります」と自らにハッパをかける。
写真=BBM