
来日2年目の今季、レギュラー獲得を誓うミエセス
沖縄キャンプ中のヨハン・ミエセスは、募金活動、豆まき、サイン会と引っ張りだこで忙しい日々を送っている。相変わらずのムードメーカーの人気者ぶりだ。
ただ来日2年目に自身が置かれた立場は甘くない。昨シーズンについては「一軍の試合に出場できない悔しさがあった。今年はもっとアピールしたい」と振り返る。
「去年以上の成績を残したい。その準備もしてきたつもりだ。経験もあるので、今年は言い訳はできないと思っている」
昨季は60試合出場で、打率.222、5本塁打、16打点にとどまった。
岡田彰布監督が伸びしろに期待したこともあって2年目が保証された。
岡田監督は「ちょっと打ち方を変えたほうがいい。ボールをつぶすような打ち方をしている。ほんまの力が伝わっていない」とフォーム改造を勧めてきた。
それを受けたミエセスもドミニカ共和国で「前でさばくように練習してきた。今は早く始動するようにしている」と理想を追いかける。
岡田監督も「あれだけパワーがあったら、引きつけて強くスイングする必要はない」と仮に泳ぎながらでも、うまくボールをとらえることに主眼を置く。
ミエセスも左足を上げなかったり、タイミングのとり方を変えるなどして試行錯誤を繰り返している。フォームが固まれば大化けする可能性がある。
ミエセスは「もっとアピールして今年もみんなで(優勝を)勝ち取りたい」と2年目の定位置獲りへハッスルしている。
写真=BBM