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オリックス・横山楓 相手を恐れずにゾーンで勝負「考え過ぎている部分が少しはあったんですけど」/開幕一軍を目指して

 


 目指すは自身初の開幕一軍だ。今季、3年を迎えている右腕・横山楓が虎視眈々と自らのポジション確保を狙っている。2021年秋のドラフト6位でセガサミーから入団し、プロ2年だった昨季、初めて一軍のマウンドを経験するなど、4試合に登板。着実に成長を遂げて、新シーズンに進む。

 コンパクトなテークバックが特徴的な投球フォームから、繰り出す力ある直球を武器に、落差のあるフォークで空振りを奪う投球スタイル。独特のショートアーム投法は、魅力的たっぷり。宮崎での今春キャンプでは、視察に訪れた野茂英雄氏(元ドジャースほか)からフォークの握り方を伝授されるなど、期待は高まるばかりだ。

 実戦登板で教わったフォークを試投した横山楓は「ファウルが取れたり、空振りを取れたり。練習している段階なので、まだなんとも言えないんですけど……。感触は良くなってきています」と、充実感を漂わせている。

 オフにはオーストラリアで行われたウインター・リーグにも参戦。異国の地で技術も心も磨いた。

「あまり気負わず、楽に試合に臨むような雰囲気で、思い切りプレーができました。これまでは考え過ぎている部分が少しはあったんですけど、相手を恐れずにゾーンで勝負することを学んで帰って来ることができました」

 ひと回りスケールアップして、今季に臨む。目標は「一軍定着」。まずはシーズン開幕の出場選手登録メンバー入りを目指す。

写真=BBM
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