
開幕一軍を果たした今季は重要局面でのセットアッパーを任されている
北浦竜次が勝利を呼ぶラッキーボーイならぬ勝利の女神となった。3月31日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)では1点を追う8回に登板。先頭打者へ四球を与えながら何とか無失点で踏ん張ると試合の流れが変わった。9回に打線が奮起して逆転に成功。チームはそのまま勝ちきって開幕カードを勝ち越し、北浦には5年ぶり、プロ通算2勝目が舞い込んだ。
その日の北浦は喜びよりも猛省していた。「先頭に四球を出したっていう、中継ぎではやってはいけないことをやってしまった。(自分の)勝ちより投球内容が悪かったので、次の登板までに修正していきたい」。次の登板となった4月2日の
楽天戦(エスコンF)も1点を追う8回に登板して三者凡退。有言実行で、しっかり修正に成功した。
150キロ超えのボールを投げるサウスポーは2月の春季キャンプからアピールを続け、
新庄剛志監督の信頼を勝ち得た。昨季29試合連続無失点だった
福田俊との争いを制して開幕一軍入り。試合の行方を左右するような重要局面で起用されている。4月5日の
西武戦(エスコンF)も延長12回を任されて無失点に抑え、チームはサヨナラ勝利を挙げた。
不思議と流れを呼び込む北浦を新庄監督は「ちょっと“勝利の女神チック”になってきている」と表現。4月9日の
ソフトバンク戦(熊本)では2点リードの7回に起用され、
柳田悠岐を三振に打ち取るなど今季初ホールド。これまで故障も多かった北浦は「ケガしたら終わり」とケアにも力を入れながら、7年目の飛躍へ好スタートを切った。
写真=BBM