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オリックス・西川龍馬 勝手知ったるセを相手に「貢献できる試合を増やせていければ」/交流戦のキーマン

 


 昨季まで8シーズンを過ごしたセ・リーグを地元・大阪で迎える。昨オフに広島から国内FA権を行使して移籍した西川龍馬は移籍1年目の今季、開幕から打撃不振に陥っているが、広島に在籍した昨季はセ・リーグ2位の打率.305をマーク。プロ入りから8年連続で打率.275以上を記録したヒットマンが、セ・パ交流戦を巻き返しのきっかけとしたいチームの力となってみせる。

 昨オフ、オリックスに移籍した際には「パ・リーグに挑戦してみたい気持ちがあった」と胸中を明かしていたが、パ・リーグの投手陣に苦戦中なのは、5月27日時点で打率.223の数字が物語る。「やっぱり、セ・リーグの配球とは全然違いますね。思ったよりも力で押してくるので、いろいろ頭に入れながら。これから慣れていくしかないので」と力を込めて説明した。

 苦しい期間が続いたものの「イメージどおりの軌道が来たときは、ミスショットなく打てている」と手応えも感じつつある。

「速い真っすぐに負けないように、しっかり体で打つ意識でスイングできれば、良い結果が出ると思います」と対戦を重ねていく中で着実に対応。頭と体を一致させ、今後に上昇気流を描く準備を整えている。さらに状態向上のきっかけにすべく交流戦に挑む。

「知っている投手も多いので、コンディションを整えて望みたい。シーズンも(試合数を)重ねているので、少しずつ貢献できる試合を増やせていければ良いなと思います」

 類まれなバットコントロールで、本領を発揮してみせる。

写真=BBM
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