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ヤクルト・長岡秀樹 堂々と夢の祭典に臨む/夢の舞台に向かって

 

3年連続の球宴出場に期待がかかる


 胸を張って夢の舞台に臨めそうだ。千葉・八千代松陰高から入団5年目の内野手、長岡秀樹は今季、6月終了時点で72試合に出場し、打率.276、3本塁打、28打点。昨季までは主に八番を任されていたが、現在は二番や三番を任されるなど首脳陣からの信頼度は増している。

「マイナビオールスターゲーム2024」の中間発表では、6月24日時点でセ・リーグ遊撃手部門トップの54万2212票。2022、23年と連続で球宴を経験しているが、いずれも補充選手として出場。ファン投票での選出となれば自身初となる。

 昨季は135試合に出場したが打率.227。変わったのは打席に立つまでの準備と、打席に立った際の考え方だ。「状況を整理して、場面に応じて、『こういう球が来るだろうな』とか、データも見る。それは去年と本当に違うところかなと思いますね。相手の目線になってみて、『ここは長打が嫌だったらここ来るだろうな』とか、『このピッチャーだったらここに来るだろうな』というのをすごく考えられているので、そこはいい点かなと思います」と明かした。

 刺激になる勝利もあった。2年間遊撃手のレギュラーを守ってきた。その間、同期で同学年の奥川恭伸はどん底を味わっていた。6月14日のオリックス戦(京セラドーム)で5回1失点と好投し、980日ぶりの勝利。「一緒に勝利を喜び合うのは最高です」と思いを明かした。今や、リーグを代表する遊撃手となった長岡。今季は堂々と夢の祭典に臨む。

写真=BBM
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