
今季来日したアブレイユ。徐々に真価を発揮している
今季加入した4人の外国人の中で唯一、開幕からここまで一軍に帯同し続け、助っ人としての役割を果たしているのがアルバート・アブレイユだ。抑えを任され、前半戦終了時点で35試合に投げ16セーブと守護神としてチームの勝利に貢献している。
ただ、一方で4敗を喫しており、安定感を欠く試合も何度か見られた。
青木勇人一軍投手コーチは「イニング途中で行ったり、点差の開いた試合で調整登板したときに失敗している。どうしても一度打たれると、その流れを止められない部分がアブレイユの弱い部分」だと現在の課題を指摘する。
また、真面目な性格だけに、「日本に来る前から『日本の野球はこういうものだ』というのを勉強していた。それが逆に、自分の良さを出すよりも、日本の野球に合わせる形へと偏ってしまっていたのかなと。なので、『それを1回取っ払って、もっと自分の球を信じて、アグレッシブにいこう!』という話をして送り出してから、また少しずつ結果が積み重なっているなと思います」と同コーチ。実際、5月19日、24日に2試合連続で救援に失敗したあとは、安定感を取り戻し、直近では6月22日の
オリックス戦(京セラドーム)から10試合連続無失点が続いている。
向上心も高く、日ごろからコーチ陣に「何か(改善点などが)あれば言ってほしい」と自ら助言を求める。そんな姿勢に、「もっともっと良くなると思うし、それだけのポテンシャルもある。あとは僕らがメンタル面などをカバーしてあげたい」と青木コーチは全力バックアップを誓う。
失敗の許されないポジションだけに、技術も精神もさらに磨いていく。
写真=BBM