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DeNA・牧秀悟 12球団最年少主将「自分のスタイルは変えずに、背中で引っ張っていけるように」/後半戦のキーマン

 

チームトップの本塁打、打点をマークし、主将として背中でチームを引っ張っている


 あっさりと、大きな金字塔を打ち立てた。「打点にはこだわりがあるし、偉大な方と並べてうれしい。いい記録になったんじゃないかな、と思います」。牧秀悟が胸を張ったのは、7月15日の広島戦(横浜)だった。4回二死一塁でアドゥワ誠から13号2ラン。王手をかけていた通算300打点をクリアした。球団の日本人では最速となる、489試合目での達成。プロ4年目としては、長嶋茂雄(巨人)や清原和博(西武)らレジェンドと肩を並べる快記録だった。

 石川雄洋筒香嘉智佐野恵太と受け継がれてきたDeNAの主将。今季から就任し「優勝するために、チームをまとめていきたい」と決意表明した。しかし、開幕から15試合はノーアーチ。打率.262、1打点と苦しんだ。4月17日の広島戦(マツダ広島)で1号を放ったが、5月の月間打率は.170と下降線をたどった。右太もも裏の肉離れで離脱も経験。「早く野球がしたい」と最短の10日で戦列復帰すると、6月からは上昇カーブを描いていった。

「キャプテンだから何かをする、しなきゃいけない、とは思うんですけど。あまり(言葉で)言うほうではないので。自分のスタイルは変えずに、背中で引っ張っていけるように……と思っています」。ここまで82試合に出場し、打率.272。16本塁打と47打点(7月30日現在)はチームトップの成績だ。オールスター休み明けは連敗が続くが1998年以来のリーグ優勝もまだまだ狙える位置にいる。26歳のキャプテンは12球団最年少。どっしりと中心に座る。

写真=BBM
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