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中日・細川成也 長距離砲が最多安打?/タイトル争い参戦中

 


 首位打者、最多安打、最高出塁率のランキング上位に名を連ねている。初のタイトル奪取へ細川は「まずは目の前の試合を積み重ねていくだけです。残り試合を頑張ります」と口にする。

 2年目のジンクスとは無縁だった。昨季、現役ドラフトで竜に加入し、素材は開花した。今季は右翼スタメンを勝ち取り、クリーンアップを担い続けてきた。現在は四番に座り、チームの顔として試合に出続けている。

 立浪和義監督もタイトル獲得を望んでいる。「1年出ないとペースは分からないと思う。去年1年の経験は大きいし、彼は練習できる体力があるのでね」と話した。

 昨季はシーズン終盤に成績を大きく落とした。9月の月間成績は24試合に出場して87打数13安打、打率.149だった。

 今年もアクシデントを乗り切れば、いけるだろう。8月20日のDeNA戦(横浜)で背中に死球を受けた。いったん、ベンチに戻ってからグラウンドに戻るほど痛かった。

 この週の6連戦は23打数3安打。「何とかしようと思って打席に入っています。死球の影響、ないと言えば嘘になります」と細川が言う。

 スイングの好不調だけがタイトルへのハードルだとは限らない。好事魔多し。災いはいつだって前触れもなく突然やってくるのだ。

 9月9日現在、打率はヤクルトサンタナ(.317)に次ぐ2位(.301)、安打数も阪神近本光司(143安打)に次ぐ2位(142安打)につけている。

 2年連続で20本塁打に到達した。体を整え、練習を積み重ね、竜の大砲はバットをうならせつつ、数字を上げていく。

写真=BBM
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