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オリックス・古田島成龍 “1日ずつが勝負”を胸に/飛躍のシーズン

 


 新人王候補に名前が挙がるほどの飛躍を遂げた。今季、ドラフト6位で入団した新人右腕は、開幕一軍切符をつかむと、シーズンを完走。50試合に登板して2勝1敗、防御率0.79の好成績を収めた。

「毎日が戦いでした。残り何試合だとかは正直、考えていなくて。本当に1日ずつが勝負だと思って、この1年を過ごしてきました。そこは、これからも変わらずにやっていきたいなと思っています」

 今季50試合目の登板となった9月26日のロッテ戦(ZOZOマリン)後は「ビギナーズラックが続いていて怖いですね」と冗談を交えて振り返り、笑顔で1年間を乗り切った。

 T-岡田安達了一小田裕也の引退試合となった9月24日の西武戦(京セラドーム、)では8回に四番手として登板。先頭打者を小田が守る中堅への飛球で打ち取り、二死目は安達が守る遊撃へ飛球を打たせた。3つの目のアウトは遊ゴロで奪い、一塁手のT-岡田から背中をポンとたたかれてベンチへ。

 引退する3選手の守備機会を与えたことに「計算どおり。いや、冗談ですよ」と笑い、「たまたま。パーンと打たれて、まずセンターに。そこに打ってくれと思っていたので、叫んでしまいました。本当はファーストゴロも打たせたかったんですけどね」。

 ブルペンでお世話になった比嘉幹貴を含めて4選手が引退。

「お花がたくさん届いて、並んでいてすごいな、と。将来はこういう選手になりたいと思いました。まだまだ1年目ですけど、頑張りたいです」

 去り行く先輩に刺激を受け、プロの世界でキャリアを積んでいく。

写真=BBM
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