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現役ドラフトで阪神に加入。移籍1年目はリリーフとして38試合に登板した
新天地1年目の
漆原大晟は春先から戦力になった。阪神で初登板は開幕戦の3月29日の
巨人戦(東京ドーム)だった。リリーフとして1回を無失点に抑えた。
ここから漆原は貴重な中継ぎとして投げ続け、春先の厳しい戦いを続けたチームを支えた。「気持ちだけは負けないようにマウンドに立つ」と意気込んで腕を振った。
昨年オフに行われた2回目となる現役ドラフトで
オリックスから阪神に移籍となった。前年の第1回では
大竹耕太郎が
ソフトバンクから加入し、12勝2敗の好成績をマークして優勝に大きく貢献した。球団も“2匹目のどじょう”を狙った補強だった。
岡田彰布監督は、映像で漆原をチェックした印象として「ちょっと何か変われば可能性があるんじゃないか」とリリーフとして期待を込めた。
漆原も「勝負の年になると思う。大竹さんが(前年に)いい成績を残されたので、僕も続いていけるようにしたい」とセ・リーグでの活躍を誓っていた。
しかし、自信のあるストレートを中心の投球で1点台だった防御率は徐々に悪化。「結果がすべて」と受け入れたが、なかなか調子が上がらなかった。
6月から7月にかけて4戦連続失点。その後、一軍登録抹消でファーム調整を強いられた。フォームチェックとともに、ストレートの再点検をしてきた。
最終的には今季は38試合に登板1勝4敗5ホールド、防御率は3.89だった。漆原は「1試合でも多く全力で投げられるようにしたい」と安定感を求めていく。
写真=BBM