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選手会長1年目のシーズンは2位に終わった中野
二塁のレギュラーで今季から選手会長を務めている
中野拓夢は「グラウンド外でもいろいろ大変さが分かった。いろいろ経験になった」とV逸したシーズンを振り返った。
シーズン終盤まで優勝争いを演じたものの、結局はCSも勝ち上がれなかった。「本当にこの2年間はいい野球ができた」と語ったが、やはり後悔が口を突く。
チームのまとめ役は「監督がどうこうより、自分がしっかりやらないといけないと思いました」とリーダーとしての責任を感じているようだった。
個人的にも打率.232は昨シーズンの.285から急降下した。プロ入り1年目から4年連続で規定打席に到達したが、自己ワーストのアベレージに終わった。
昨年リーグ優勝を決めた9月14日、その1年後の今季の同日に行われた
広島戦(甲子園)ではサヨナラ打を放った。だがチームも1年前とは逆のコントラストを描いた。
「もう1回、自分がどういう打者なのか、ここからコンタクト率を上げるには、どういう練習をすべきかを考えていくことが大事だと思っています」
和田豊一、二軍巡回コーディネーターとはマンツーマンでグリップの位置の確認から、フォームチェックを続けながら本来の姿を取り戻そうと努力を続けた。
シーズンを通して「どうしても下半身が疲れてくる。下を鍛えながら追い込んでいかないといけない。いろいろ試していく」とすべてをリセットする。
写真=BBM