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ヤクルト・山田哲人 輝きを取り戻すために「1年間戦い抜きたいという思いがめちゃくちゃ強い」/チームリーダーの2024年

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来季も主将を務めることが決定した山田


 個人としても、胸にキャプテンマークを付けた身としても悔しさの残るシーズンだったことは間違いない。山田哲人は14本塁打39打点、打率.224、1盗塁でプロ14年目のシーズンを終えた。3月29日の開幕戦(対中日、神宮)を含め2度下半身の故障で離脱し、チームは2年連続でリーグ5位。来季、再び輝きを取り戻すために、すでに準備を始めている。

「やっぱり1年間戦い抜きたいという思いがめちゃくちゃ強いから、そのためにもう今から始まっていると思って、しっかり取り組んでいる。1年間一度も離脱しないというのが目標。自分の中で今日よりも明日、明日よりも1カ月後といい方向に自分の状態がいってくれれば」

 やはり、鍵を握るのは下半身だ。過去3度のトリプルスリー(同一シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁)に輝くなどポテンシャルの高さは言うまでもないが、山田にとって高いパフォーマンスを出し続けるためには下半身の強さが必要になる。シーズン中から試合前練習で毎日のようにダッシュを繰り返していた。オフシーズンも継続する予定で「走り込みは重点に置きたい。走り込みをすれば、ケガをしないんじゃないかなというのがあった。そういうところも自分にとっては必要じゃないのかなと感じた1年ではありました」と明かした。

 精神的支柱であった青木宣親が今季限りで現役を引退。「みんなで協力し合って、本当に助け合いになってくる」と山田。覇権奪還へ、一丸となるチームの中心として躍動する。

写真=BBM

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