今年8月に24歳を迎えるシーズンも、飛躍の1年にしてみせる。宮城大弥が、プロ6年目も強くなる。
昨季はエースだった
山本由伸がドジャースへ、
山崎福也が
日本ハムへ移籍し、「偉大な先輩方がたくさん抜けましたし、その中で始まったシーズンでしたけど、何とか終わることはできました。ただ、チーム的にも自分的にも悔しい結果に終わったので、来年(2025年)こそは良い形で終われるように頑張りたいと思います」と新たな年に向かう。
今季は背番号を『13』から『18』に変更。エースの称号を継承する。宮城にとって、理想のエース像は「本当に勝ちたいときに勝てる投手だと思っています。どうしても勝てない試合もあると思いますけど、その中でも良い投球をして、(周囲に)良い影響を与えられるようになりたいです」と気を引き締めた。
昨季は20試合に先発登板して7勝9敗、防御率1.91の成績を残した。5月に左大胸筋の筋損傷で一時離脱し、4年連続の規定投球回到達と2ケタ勝利を逃すシーズンになってしまい、目前だった最優秀防御率のタイトルも、
楽天とのシーズン最終戦(楽天モバイル)が7回で降雨
コールドなる無情の幕切れで獲得できなかった。
すでに今季の開幕投手に内定。目標は「タイトルを何か一つでも欲しいなと。一番はケガをせず、ローテを守り、規定投球回を投げ抜くこと。ずっと一軍にいられるように頑張りたいです」
迷いなく、腕を振り続ける。
写真=BBM