復活に燃える。平野佳寿が、2025年シーズンに“生き返る”決意を固めている。昨季限りで
比嘉幹貴が現役を引退したことにより、今年41歳となる平野がチーム最年長となるシーズンへ「昨年は何も貢献できなかったシーズンでした。投げる度にしんどくなっていくな……という思いはあった。年齢も年齢ですけど、50試合以上、投げられるようにしたい」と気持ちを込めた。
昨季は右肘の張りなどの故障で戦列を離れる期間が長かった。最終的には12試合に登板して1勝1敗7セーブ、防御率は4.22の成績だった。NPB通算250セーブに王手をかけた状態でシーズンを終えたが「日米通算(記録)が適用されたのがあるので、そこにこだわりはほぼない。頑張って最後にそこがついてきてくれたらいいかなと思います」とあっさりと話す。
一軍での登板は、昨年5月19日の
楽天戦(京セラドーム)が最後になったが、ファームでは7試合に登板。状態を上げてシーズンオフに突入していた。年明けにも早速、大阪・舞洲の球団施設で汗を流すなど、気持ちを高めている。
今季から指揮を執ることになった
岸田護監督とは同期入団。常に支え合い、切磋琢磨を繰り返してきた。
「岸田さんは入団も一緒でしたし、すごくお世話になった人です。監督になられてうれしかったですし、岸田さんのためにも頑張りたいなと思っています」
まだまだ老け込むわけにはいかない。再びブルペンの柱となるために、新しいスタートを切る。
写真=BBM