
昨季は不本意な成績に終わったが、今季は逆襲に燃える
松原聖弥にとって2024年は大きな転換期となった。6月24日、
巨人からトレードで
西武への移籍が発表。「約7年半プレーしたチームを去る寂しさもありましたが、ここ2、3年はくすぶっていたので、またチャンスが来たと思って喜びを感じました。走攻守、すべてでアピールしたい」と入団会見でここまでのキャリアハイ成績となった21年シーズン(135試合、118安打、12本塁打、37打点、15盗塁、打率.274)以上の活躍への意欲を揚々と語った。
しかしながら新天地での初年度成績は出場24試合、8安打、5打点、1盗塁、打率.123。「まったく納得がいっていない」と、ただ悔しさだけを募らせる結果となった。その原因を「言い訳にはならない」と理解した上で松原は次のように分析した。
「数字で見ても、パ・リーグは平均球速が150キロを超えている投手が多いですし、160キロを投げる投手も少なくない。セ・リーグでは、そんな投手は外国人投手しかいなかったので、『真っすぐが前にはじけない』というところで、さすがに戸惑いはありました」
その対応こそが、今季飛躍への大きなカギとなるだろう。
私生活においても、初の移籍で一番の支えとなった女性と10月27日に入籍した。「活躍することで、その感謝の気持ちを伝えていきたい」と強く胸に誓う。
育成契約選手としてのプロ入りからここまで這い上がってきただけに、「ちょっとした挫折ではくじけない」が最大の武器。30歳を迎える25年、始動から猛アピールして、外野のレギュラー争いの筆頭候補に名乗りを挙げてみせる。
写真=BBM