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ソフトバンク・東浜巨 過去一の悔しさを晴らし、まだまだ第一線で/増えた家族のためにも

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新たなモチベーションで今季に挑む東浜


 最愛の伴侶のためにも、今季の完全復活を果たす。年明け早々の1月6日、東浜巨は同じ沖縄県出身の一般女性と昨年12月25日に入籍したことを発表した。球団を通じて「妻は自分にとって守るべき家族であり、一緒に歩んでくれる頼もしい存在です」とコメント。その上で「今年は野球人生の大きな分岐点になる年だと思っています。まだまだ第一線でやれる姿を見せたいですし、より一層、野球にまい進していきたいと思います」と、新たな大きなモチベーションでプロ13年目に挑む決意を誓った。

 2017年には16勝をマークして最多勝を獲得した実力派右腕だが、近年は満足できる成績を残せていない。22年は5年ぶりの2ケタ勝利をマークしたものの、翌23年は6勝。開幕ローテーションの一角を担った昨季も3勝(2敗)止まりと、不本意なシーズンとなった。特に夏場以降は状態を落として7、8月の一軍登板はわずか1試合。「なかなか試合も見られない、過去にないくらい苦しかったシーズンだった」と振り返るほどの悔しさを味わっただけに、巻き返しに向けて夫人の存在はこれ以上なく大きなものとなる。

 和田毅が昨季限りで現役を引退したことで、今季は又吉克樹とともにチーム最年長投手として臨む。1月12日には筑後のファーム施設で寒空の下、屋外でキャッチボールを行うと、早くも今年初のブルペン入り。「(春季キャンプ)初日からブルペンでしっかり投げられるように」。新たなパートナーのためにも、必ずはい上がる覚悟だ。

写真=湯浅芳昭

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