
2025年も抑えの役割を全うする
昨季の結果に満足するつもりはない。2024年は抑え転向1年目でセーブ王に輝いた
則本昂大だが、常に上を見てきた右腕が見据えるところは、今季も高い。「40(セーブ)を目標にしたい。チームが勝つために自分の力を出し切りたい」。パ・リーグの日本人では14年の
オリックス・
平野佳寿しか達成していない40セーブの大台を目標に掲げた。
順調なスタートを切れたわけではない。昨年10月に右足首の手術をし、春季キャンプは二軍スタート。一軍に合流したのは2月15日だった。それでも、合流初日にブルペン入り。直球のみ35球を投げ込むと「とりあえず、真っすぐだけでもしっかりと投げておこうかなっていう感じです」と静かにうなずいた。
三木肇監督は今季もクローザーを変えない方針。ただ則本は
藤平尚真や
鈴木翔天ら中継ぎ陣との競争に勝った上で、守護神の座を勝ち取る構えだ。「中継ぎはいっぱい、いいピッチャーがいる。その中でしっかりと監督から、9回は則本と言ってもらえるように」と意気込む。
詳細は明かさないが、二軍キャンプでも「準備というか、いろんなことをやってきた」という。以前から、メジャーを含めてさまざまな投手を研究するなど貪欲。時には若手に変化球の握りを聞いたりもした。貪欲な姿勢はずっと変わらない。
直球も、変化球も磨きをかけて狙うのは2年連続のセーブ王。「23年(オフ)に抑えをやると伝えたときから(現役生活が)終わるまで後ろで投げたいという覚悟で引き受けた」と語った右腕は、飽くなき向上心で今年もタイトルを狙う。
写真=BBM