週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

ロッテ・中村奨吾 慣れ親しんだ二塁で勝負/生え抜きの輝き

  0


 ロッテでプロ11年目を迎える中村奨吾は、覚悟とプライドを持ってシーズンに臨む。

 昨季守った三塁から、過去にゴールデン・グラブ賞を3度受賞した二塁へ再転向。オフシーズンに自ら監督に直訴した。

 昨年11月の契約更改時の会見では「1年間サードをやらせてもらって、こだわりが強くなりました。今のチーム状況でレギュラーと言える選手はいないと思うので、もう1回、自分にプレッシャーかけながら勝負するためにもセカンドをやりたいとは伝えさせていただきました」と、再転向への決意を語った。

「大学でセカンドに挑戦させていただいて、こうやってプロに指名していただきました。プロに入ってもなかなかレギュラーが獲れない時期があったんですけど、その中で二塁を守りながら結果を出した年もやっぱりあったので、そういう積み重ねの中で(二塁への)こだわりが出てきたのかな」と、二塁の守備位置への強い思いを明かした。

 キャプテンに就任した藤岡や昨季飛躍を遂げた小川らがポジション争いのライバルとなる。

「そこに割って入るというか、内野手で昨年、1年間出ていたのはソトだけ。みんなの勝負だと思う」と力を込めた。

 チームを支える選手会長の今年にかける思いは強い。

「チームとしてはやっぱり優勝を目指して毎年やっていますし、その中でも悔しい思いをここ何年もしているので、優勝を目指してやらないといけないかな。個人としてはもうキャリアハイ目指してやっていくだけだ」と語った。

 2025年、誰よりも輝いてみせる。

写真=大賀章好

この記事はいかがでしたか?

オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング