
今年もリリーフとしてフル回転が期待されるゲラ
ハビー・ゲラが今季もダブルストッパーのポジションを確実なものにしている。キャンプ、オープン戦と順調に仕上がりを見せる。「試合ではあまりいろんなことを考えず楽しんで投げている」とゲラはここまでリラックスした様子で調整してきた。オープン戦のマウンドでは内容も結果も十分で、このままいけば今シーズンも
岩崎優とともに抑え役に収まりそうだ。
来日1年目だった昨春のオープン戦でも球速150キロ超のストレートを中心に制球力の良さをアピールしていた。
2024年はリリーフで59試合に登板して防御率1.55(1勝4敗、14セーブ、31ホールド)の安定感だった。ゲラは「いろんな難しいことも予想したが、うまく順応できた」とシーズンを納得して終えることができた。
来日2年目に突入する今季は現状にとどまらない。今春キャンプから新たにフォーク、チェンジアップなど、これまで使用してなかった沈む球種のマスターに努めてきた。もともとストレート、スライダー主体の組み立てで投げてきたわけだが、今シーズンはそれに新球を加えてさらなる進化を目指している。
「ここまでスライダーもチェンジアップも100パーセント、自分で球筋を理解した状態で投げることができている」
オープン戦終盤にきて150キロ台後半のストレートも披露し始めている。ゲラは「チームを助けることが一番です」と手応えをつかみ2025年を迎えようとしている。
写真=BBM