竜の新クリーンアップを担うと期待されて来日したのが、ジェイソン・ボスラーだ。
2月23日の
阪神とのオープン戦(北谷)で規格外の一発を放った。難敵・
才木浩人の快速球を狙い澄ました白球は、右翼席後方の防球ネットを越えていった。
「好投手なのはもちろん知っていた。直球を打ち返す気持ちだったので、それが良い結果につながったよ。本当にすごく良い打席だった。マイベストスイング」
打たれた才木も「自分にとってすごく良いボールでした」と振り返る。投げミスではないボールを完璧に捉えた。
メジャーでは通算10本塁打、マイナー通算162本塁打の実績を掲げて竜に加入。守備は一塁を
メインに守り、中田よりも評価は高い。
井上一樹監督は「四番を昂弥(
石川昂弥)にしたい。その後のボスラーが決めてくれたらいい」。石川昂、ボスラーが凡退しても、六番に
細川成也が控えるトリプル・コンボ打線も案の一つ。
しかし、3月上旬に上半身のコンディション不良を訴えて戦線離脱。開幕には間に合わず、しばらく欠場となるが、やがて戻って来るはずだ。
日本に馴染み、理解した大砲は何番に座り、どこを守るのか。復帰後の活躍をファンは期待している。
写真=BBM