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中日・上林誠知 戦力外から再起へ/待ち遠しかった開幕

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 ようやく晴れて開幕を迎えることができる。移籍2年目のシーズンを迎える上林誠知がオープン戦でアピールしまくった。

 3月14日の西武戦(小牧)に三番・センターでスタメン出場すると、初回の一死一塁の第1打席だった。「引っ張って一、三塁をつくれればという思いで打席に入った」。

 西武の先発・上田大河の初球、内角カットボールを振り抜いた。舞い上がった打球はポール際で切れることなく、越えていった。2日前のオリックス戦(バンテリン)の決勝弾に続く2試合連続の一発だった。

「あんまりオープン戦は打ちたくない。というか、打ち過ぎて本番でダメになる人も見てきているので。でも立場的にそんなことも言っていられない。とにかく自分の中で納得いく打席を送れればいいなと思います」

 プロ12年目。良いときも悪いときも経験してきた。結果が出るに越したことはない。ただ、シーズンが始まってから打てなければ意味がないことを一番理解している。

 新外国人のボスラーは上半身のコンディション不良のため開幕は絶望的。よりチャンスが増えたのは間違いない。

 DeNAとの開幕戦こそ代打出場に終わったものの、2試合目と3試合目は三番・左翼でスタメン出場し、ともにマルチ安打を放った。

 先発が右投手のときだけでなく、左投手でもスタメン出場を勝ち取るべく、これからもピンクのリストバンドとともに結果を残し続けていく。

写真=BBM

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