
開幕先発ローテ入りを果たし、チームのために腕を振っていく
外国人9人制をとる新チームの陣容の中で、開幕先発ローテーション入りを果たしたジョン・デュプランティエへの期待は大きい。まだまだ未知数と言わざるを得ないが「タイガースの一員として戦えることに興奮している」と異国での意気込みは熱い。
MLBのスプリングトレーニングよりもスタートが早い日本でのキャンプでの調整にも順応してきた。まず環境に慣れることが大事だったがノープロブレムだった。
「向こうでは日本の文化、歴史を学んできた。またタイガースにはどういう選手がいたかなど教えてもらってきたからね」
昨年はメッツ3Aで元
阪神・
藤浪晋太郎とチームメートで「日本のゲーム、球場の雰囲気を楽しんでほしいと言われた」とアドバイスを受けてきた。メジャーでは19試合登板(先発7)で1勝4敗1セーブだったが、向こうでの数字はアテにならない。日本で化けることも、その逆も考えられるからだ。
大竹耕太郎、
伊藤将司の出遅れによって先発の顔ぶれは変わった。開幕六番手で先発ローテーション入りし、4月3日の
DeNA戦(京セラドーム)で6回3安打8奪三振1失点の好投で試合をつくった。
デュプランティエは「ガムをかみながらプレーをするのはあまり好きではない」とバナナを持ち込む。
「ワタシのキャリアを通しても低めの変化球はアウトを取れる球種だと思っている。ワタシはワタシ自身ができることをやっていく」
先発ローテーションを勝ち取った阪神で来日初勝利し、着実にキャリアを積んでいくつもりだ。
写真=BBM