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楽天・村林一輝 新たな背番号で「ますます頑張らないといけない」/節目の年を迎えて

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チームの勝利のために遊撃、二塁、三塁で出場している


 東北のファンのために笑顔を届ける。2016年にドラフト7位で入団した村林一輝にとって、今季はプロ10年目。その節目のシーズンに、新たな背番号6を着用し「着けたかった番号。ますます頑張らないといけない」と気合も十分に迎えた。

 昨季は遊撃として139試合に出場。キャリアハイの成績を残し秋には侍ジャパンにも選出された男が今季の目標に掲げたのは「走攻守すべてのレベルアップ」と「無失策」。そして、遊撃のレギュラーを守ることだ。昨季の13失策を反省し、オフには捕球時の基本姿勢から見直すなど守備力を磨いた。2025年にドラフト1位で加入した宗山塁とのポジション争いに勝つべく、キャンプでも懸命に汗を流した。

 ただ、遊撃で開幕スタメンを勝ち取ったのはドライチルーキーだった。3月28日のオリックスとの開幕戦(京セラドーム)に、自身は六番・三塁で先発も、2打数無安打に終わった。宗山の加入で内野争いがさらに激化したとあって、その後はスタメン落ちも経験。開幕直後は、不本意な状況が続いている。

 ただ、首脳陣は村林に高い評価を与えている。三木肇監督は「いい選手同士で競争できることはチームにとってプラスしかない」と語っており、宗山と村林が切磋琢磨し、お互いに成長することを期待している。昨年までの定位置を奪い返すためにも、このままでは終われない。

「東北のファンの皆さんを喜ばせたいと思っています」と優勝に貢献すると誓った村林。必ず巻き返し、節目のシーズンで躍動する。

写真=BBM

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