上田希由翔が2年目のジンクスに挑む。明大からドラフト1位で入団した昨季はケガの影響もあり21試合の出場にとどまった。
ルーキーイヤー、初めてのプロ生活での春季キャンプは連日のメディア対応にファンサービスと、ドラフト1位ならではの注目度と忙しさだった。今年は大学ジャパンでともにチームメートだったドラフト1位の西川史礁が注目の的になった。上田は「昨年に比べてそれはだいぶ感じながら、自分のことに集中してできている」と2年目の余裕もできてきた。
1月の自主トレでは、昨季同じポジションだった
中村奨吾とともに沖縄で行った。春季キャンプはA班の石垣島でスタート。同期の
寺地隆成とほぼ毎日居残り練習に取り組んできた。
オープン戦ではコンスタントに安打を放ち、開幕一軍スタートを勝ち取った。
オフから取り組む打撃での左足の使い方の意識についても「全然いい形では入れています」と手応えを口にした。
さらに、今年はグラブもこだわっている。「捕球面を変えたりしながら、どんなのがしっくりくるのか分からないので、いろいろ試しながら。アマチュア時代はこだわりがなかったので、こだわってみてもいいかなと思っています」と話した。
シーズン前には「なかなかチームに貢献した試合が少なかったので、与えられたチャンスでしっかりチームに貢献できたら」と語っていた上田。4月24日に一軍登録を抹消されたが、再び這い上がるつもりだ。
写真=高原由佳