
日本プロ野球界に残した偉業。まだまだ先を見据える[写真=宮原和也]
偉大な記録を球史に刻んだ。球界最年長の45歳左腕・
石川雅規が、今季初登板となった4月9日の
阪神戦(甲子園)で5回5安打3失点と粘投。チームの逆転勝利を呼び、プロ野球新記録となる24年連続勝利を達成した。
「本当に1人でできる数字ではないですし、支えてくれた家族、使い続けてくれた監督さん、コーチ、裏方さん、ファンの皆さんのおかげだと思っている。また一軍のマウンドに立てたことが本当にうれしい」
当初は本拠地・神宮球場開幕戦となる4月1日の
広島戦で登板予定だったが、雨天中止に。登板間隔は空いたが、照準を合わせた。
工藤公康(元
西武ほか)、
山本昌(元
中日)、
三浦大輔(元横浜)と歴代の名投手が作った23年連続勝利の記録を抜く偉業達成。「プロ野球選手をやらせてもらっている以上は1試合でも多く一軍のマウンドに立ちたいですし、一つでも多く勝ちたい。年齢は重ねましたけど、必死に必死に毎日やっています」と汗をぬぐった。
オフシーズンは、体の可動域を出すためのトレーニングに注力。施設を掛け持ちしながら、己の体を磨いてきた。今季は6月1日時点で2勝を挙げており、通算188勝。目標の通算200勝に向けて日々前進している。
高津臣吾監督も「誰もがやったことがない記録なので、誰もコメントできない。そのぐらいすごいと思う。入ったときから知っていますけど、向上心と謙虚さと負けん気がいっぱい詰まった大きな投手ですよ」と賛辞を惜しまなかった。『小さな大投手』はこれからも勝利を積み重ねる。