
6月15日現在、チームトップタイの登板数で投げている今野
故郷のチームに対する思いは人一倍強い。宮城県岩出山町(現大崎市)出身の
今野龍太だ。球団初の日本一に輝いた2013年秋のドラフトで
楽天から9位指名。育成を除くと、宮城県の高校からは初のドラフト指名だった。
岩出山高3年時には夏の宮城大会2回戦・米谷工高戦で16三振を奪い、ノーヒットノーラン。部員11人で挑んだ最後の夏に快挙を達成した。「自分が注目されて、岩出山で野球をやりたいと思う人が増えてくれればいい」。故郷への思いを背負って、研さんを続けてきた。
19年オフに戦力外となり
ヤクルトへ移籍。ただ、新天地で躍動した。21年は主に中継ぎとして64試合に登板して7勝1敗、28ホールド。チームの日本一に貢献した。22年も51試合登板の実績を残し、24年オフ、金銭トレードで故郷のチームに復帰した。
球団では今年、宮城県内の小学校365校の新1年生を対象に、チームのキャップをプレゼントした。2014年から同様の取り組みを行っているが、今年は今野がビデオメッセージを寄せた。小学生から憧れられる選手になるべく、強い思いを胸に右腕を振っている。
交流戦が始まる前までは19試合に登板して17回1/3を投げ1勝1敗3ホールド、防御率3.12。交流戦前までチームがリーグ5位と厳しい戦い中、中継ぎ陣を支えている。「投げるからには勝ちパターンで投げたいと思っている」。高校時代に「岩出山の星」と呼ばれた30歳は、地元・宮城の声援も力に変えて躍動する。
写真=BBM