
大崩れしないピッチングでチームに安心感を与える
新外国人投手として1年目から活躍するのは珍しいが、ジョン・デュプランティエは力を発揮するクレーバーなタイプだ。
「自分たちが三振を取りにくるなと思わせたときは、そこを利用してゴロを打たせる。でも積極的にストライクを取りにいくのは変わらない」
相手打者は150キロ前後のストレートが球速以上に感じているようだ。カーブ、スライダー、チェンジアップなど変化球も多彩で絞りにくい。
特に本人が「カウントも三振も取れる」と打ち明けるカーブには手応えを持った。しかも簡単に崩れない制球力で信頼を積み上げてきた。
2019年にメジャー・デビュー。昨季はドジャース傘下のマイナー3Aなどでプレーしてきた。来日1年目は日本野球に対し未知数だったが、開幕からレベルの高い先発枠に食い込んだ。
異国の地では5月3日の
ヤクルト戦(甲子園)で初勝利。2勝目は約1カ月後の6月5日の
日本ハム戦(エスコンF)、19日の
ロッテ戦(甲子園)では来日初完封で3勝目をマークした。
勝ち星は少ないが、ここまで登板した10試合で被本塁打は
DeNAの
牧秀悟に許した1本だけで、防御率も1点台で安定感を保っいる。
開幕前には来日した両親から激励を受けて発奮した。日本の文化、そして環境にもすっかりなじんだ。技術面では、走者を背負ったときの投球も徐々にレベルを上げてきた。チームが夏場を乗り切るカギを握っている。
写真=BBM