今年も順調に登板数を重ねている。
森浦大輔は、交流戦終了時点でチーム2位の25試合に登板。チームトップの7セーブを挙げ、6ホールドをマークするなど、今季も広島ブルペン陣を支えている。
2021年ドラフト2位で入団した左腕は、1年目から54試合に登板した。3年目の23年に13試合と登板数を減らすも、昨季まで5年で4度、50試合以上に登板するタフネスぶりが光る。
立場も勝ちパターンを支える役割から、勝ちパターンの一角へと変わった。そして昨季は抑えも任された。
中継ぎとしてポジションにこだわりはない。「与えられたところで結果出すだけだと思っています」と言い切る。
ブルペンで静かに準備を進め、ベンチからの
コールがあれば、状況を問わずにマウンドへ向かう。昨季自身初の大台となる60試合に登板したが、限界はまだ先にある。
「まだいけたんじゃないかなと思っているので60試合登板を目指しながら、そこからキャリアハイを目指したい」
効率化が叫ばれる中でも、より多くの試合に投げたい中継ぎとしての本能にかり立てられている。
今季は開幕時に抑えを任されながら、不調に陥った。それでも新井監督は「こちらは期待して起用している。状態を上げていってもらいたい」と二軍降格させずに復調を待った。
5月に入り状態は徐々に上がり、4月までの防御率5.40から、5月以降は1.62(6月30日現在)と立て直した。
立場もセットアッパー、抑えと自身がいるべき場所に戻った。本当の意味で、チームのために左腕を振るのはこれからだ。
写真=井沢雄一郎