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日本ハム・加藤貴之 気温上昇とともに調子もアップ/夏男の季節

 

昨季8月の月間4勝のように夏男の活躍が期待される


 2024年から“夏男”となった加藤貴之。昨年8月は、プロ9年目で初めてとなる月間4勝をマークした。暑さに負けず、5試合に先発して5回を投げきれなかったのは1試合だけ。月間防御率は4.03と決して良くはなかったが、打線の援護も受けて勝ち星を重ねることができた。当時の加藤貴は「本当、運もありますし。点を取ってもらったのに自分が(試合を)壊している部分もある。何とも言えないですけど、そこは自分の勝ちより、チームに勝ちが付けばいいです。そこはあんまり気にしてないです」と話していた。

 この謙虚さに加えて、どんな試合でも変わらぬテンポの良さに制球力があるから、バックの好守や援護、リリーフ陣の快投ももたらすのだろう。その中で、本人が意識して求めているのはイニング数。「先発だけでやらせてもらってるので、できるだけ長く」。特に今季は先発陣が充実しており、中6日以上の調整間隔が与えられることも多い。その中で6月11日ヤクルト戦(エスコンF)で今季初の完投勝利を挙げるなど、交流戦は3戦3勝。今年も気温の上昇とともに調子が上がってきた。

 マウンド上はポーカーフェースだが、初完投後には「野手と中継ぎは143試合ベンチに入る。(中6日以上調整期間を経て)ここで全力を出さなかったらどうすんだっていう気持ちがあった」と明かしたように、熱い気持ちも持つ。チームは16年以来のリーグ優勝と日本一を目指す中で、9年前はルーキーとして歓喜の輪にいた左腕が、北海道の夏を、さらに熱くさせる。

写真=BBM
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