
得意の夏で前半戦の借りを返すつもりだ
小郷裕哉にとって、まさに復活を期す夏だ。交流戦終了時点で49試合に出場し打率.165と不振にあえぐ。昨季は12球団で唯一となる全試合フルイニング出場を果たした。リーグ2位の145安打をマークし打率.257、49打点と結果を残したバットマンにとって、不本意なシーズン序盤となった。
取り巻く状況は、安心できるものではない。
中島大輔や
武藤敦貴ら若手の外野手が成長。さらにメジャー経験もあるドミニカ共和国出身のスラッガー・
ゴンザレスも加入した。外野手争いは激化するばかりだ。さらに
三木肇監督は辰己でさえ二軍に降格させるなど、過去の実績だけに固執しないタイプ。基本的には調子の良い選手を優先して起用する傾向がある。
小郷も4月中旬に二軍落ちを経験した。だが、二軍での日々も決して無駄にはしなかった。「いろいろな方から、たくさんのアドバイスをいただいた」。首脳陣や選手らの助言にも真剣に耳を傾け、復調すべく必死に汗を流してきた。
振り返れば昨年の前半戦も絶好調ではなかった。24年6月は22試合に出場し月間打率は.226。ただ、7月は20試合に出場し月間打率.302。体調管理にも万全を期し、バテやすい夏場に調子を取り戻した。今年も、夏に復調すべく全力を尽くす。
「自分の今までやってきたことを信じて、また一からというか、試合に出続けられるようにやりたいなと思います」と言葉に力を込めた小郷。燃えるような熱い思いを胸に、今年も大暴れする。
写真=BBM