勝負の夏場に、攻守の要として五番を打つ正捕手の力は欠かせない。
坂倉将吾は「結局、打席に立った人がどうにかしなきゃいけない状況は1年間続くこと」と主力としての自覚を胸に、さらに右肩上がりの活躍を目指す。
6月22日の
楽天戦(マツダ広島)では、1点リードの7回二死満塁から勝利をたぐり寄せる2点打を放った。
「負け越しか五分で終わるかは全然違う」
交流戦、7年ぶりだった昨年から2年連続の勝ち越しこそ逃したが、セ・リーグ最高の勝率5割フィニッシュという貴重な1勝をつかみ取る一打。首位・
阪神に3.5ゲーム差の2位タイという好位置でリーグ戦再開を迎えた。
1年前と自身の状況はまったく違う。昨季は交流戦を終えた時点で打率.204と極度の不振に苦しんでいた。今年は右手中指骨折で開幕から約1カ月出遅れ、交流戦の打率は.258にとどまったものの、同時期で通算打率.282。
昨季はオールスターで57年ぶり3人目の満塁本塁打を境に、後半戦にリーグ最高の.350と打ちまくった。今年も気温上昇に合わせた猛打が期待される。
交流戦で12球団トップのチーム打率.265をマークした打線に、
新井貴浩監督は「機動力を交えて得点できた試合も多かった。シーズンが開幕したときより、ケガ人もいたけど、攻撃力が上がってきている」と総括した。
交流戦で全体2位タイだった27安打の
小園海斗に、24安打のファビアンは全体1位の15打点という勝負強さを発揮。モンテロも相手投手には脅威の存在だ。
さらに坂倉の昨季同様の打撃が加われば、7年ぶりのリーグ優勝への道が開けてくる。
写真=井沢雄一郎