
トップバッターとして打線をけん引していく近本
いよいよ本領発揮の季節だ。夏場にヒット量産ペースを上げてくるのが、頼れるリードオフマンの
近本光司だ。
V奪回を狙う今季は5月までに一時的に打率を3割に乗せた。交流戦が終了した時点で打率.285だから安定していた。この間には6月7日の
オリックス戦(甲子園)で通算1000安打もマークした。残り3本からの固め打ちで、
宮城大弥から右二塁打を放って決めた。
「記録っていうのは、やはり更新されるときが名前が挙がる瞬間ですからね。そういった意味では記録ってのは、どんどん塗り替えられるものなのかなと思っているんですよ」
7年目で通算861試合目での到達だった。プロ野球323人目。近本にとってはあくまでも通過点に過ぎないという受け止めなのだろう。
近本が夏に強いのは月間打率の数字が実証している。昨シーズンの7月は.289、8月は.390まではね上がった。リーグ優勝、日本一だった2023年も8月は.327だった。しかもハイアベレージだけでなく、盗塁の成功率も夏場に上昇する傾向が強い。
チームも夏男のパフォーマンスを生かしたい。本人も「得点パターンも2種類、3種類あるほうがチームにとっては楽ですからね」と調子を上げる。
投手力で勝ってきたシーズン前半だったが、ここからはトップバッターのリードによって得点力をさらに上げていきたい。
写真=BBM