
停滞するチームの浮上には主将の復活が欠かせない
この男の復調なくして、チームの浮上はないだろう。伝統の背番号『1』を背負う
山田哲人が15年目のシーズンも苦しんでいる。交流戦終了時点で、打率.201、4本塁打、16打点。能力を考えれば本調子ではないことは明らかで、リーグ最下位に低迷するチームを少しでも活気づけるべく状態を上げることが期待される。
「数字は決してよくないので、もっと突き詰めてやっていきたい。勝ちたいという気持ちはもちろんありますし、本当に結果を残したいという気持ちは持っているので、その気持ちだけは忘れないように」
夏といえば、山田の季節だ。これまで月間MVPに6度輝いているが、いずれも気温が上がる6〜9月度の受賞。もともと寒さが得意ではないだけに、これから好相性の季節を迎える。
6月14日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)では、今季4号ソロ。通算では303本目の本塁打。
池山隆寛二軍監督が持つ球団最多記録の304本塁打まで1に迫るアーチだった。山田自身も「池山さんは1年目からコーチとして携わってくれている方なので、その偉大な先輩にもうすぐ並べるということですごくうれしい気持ちです」と意識しており、節目の記録もモチベーションになるはずだ。
高津臣吾監督は山田と個人的に話し合いの場を持ったといい「もう一回頑張っている姿は、チームを引っ張っていく大きな存在」と評した。7月6日の
中日戦(バンテリン)では、2点適時二塁打を含む2安打でカード勝ち越しに貢献。通算899打点とし、池山二軍監督の898打点を抜いて球団歴代2位とした。栄光の背番号『1』は、夏の訪れとともに輝きを取り戻すはずだ。