チームを盛り上げる黄金ルーキーは、リハビリ生活でも懸命に汗を流す。富士大からドラフト1位で入団した麦谷祐介は左手の薬指を剥離骨折して一時離脱中。パンパンに腫れた患部を見ながら「前を向いて、未来のことをしっかり想像してやっていきたい」と今だけでなく、先も見据えている。
6月8日の
阪神との交流戦(甲子園)でヘッドスライディングをした際に左手の薬指を負傷したが、その後も執念で出場を続けていた。
「もちろん、痛みはありましたけど、それは試合中なので(アドレナリンなどで)分からなかった。終わったときに(患部を見て)ちょっと分からないな……という感じでした」
負傷翌日の本拠地・京セラドームにはグラブをはめてキャッチボールを行い、出場の可否を判断する姿があった。
開幕一軍切符を勝ち取り、今季は負傷離脱までの期間に41試合に出場して打率.257、8盗塁をマークしていただけに「やっぱり悔しいですね。一生懸命だったとは思うんですけど、防げるケガだったとも思うので。(リハビリ期間を)良い時間にして、一軍に呼ばれたら、すぐに行ける準備をしたいですね」と目線を上げた。
ケガにつながったヘッドスライディングは「もうやらないです。やめます」と“封印”を宣言。俊足が武器の新人は「スピードがあるので、その分(指を)突いたら折れちゃう。本当に危ない……」と、気持ちを切り替えて後半戦へ。まずは患部を完治させて、再飛躍へ向けて牙を研ぐ。
写真=BBM