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DeNA・竹田祐 「ハマのエース」を目指して一歩ずつ/ルーキー中間報告

 


 一歩一歩、前進している。シーズンが折り返した7月初旬。ドラフト1位の竹田祐は「いい感覚で投げられるようになってきた」と自己評価しながらも「ただ…」と続けた。「痛打されることが多いので、まだまだですね」。手応えと課題を口にする表情に暗さはなかった。

 最速153キロ右腕は、一軍中心のA班で春季キャンプをスタート。先発枠入りを目指したが、満足のいくアピールができずに二軍で開幕を迎えた。6月末時点でイースタンの10試合に登板し、0勝5敗、防御率3.60。直球が思うように走らず、幾度となく打ち込まれた。

 6月中旬から約2週間の強化期間を設け、あえて実戦から離れた。体の使い方を見直し、股関節などの可動域を広げるトレーニングを重点的に積んだ。その成果もあり、徐々に本来の直球に。「ある程度、球威が出てきた」とうなずいた。

 履正社高から明大に進み、東京六大学リーグで通算11勝を記録。三菱重工Westでは都市対抗大会に2022年から3年連続で出場し、昨年は8強進出を果たした。大学4年時と社会人2年目のドラフト会議で指名漏れを経験しており、三度目の正直でプロの扉をこじ開けた苦労人だ。

 二軍戦で好投を続けてきた小園健太が、7月初めに一軍で登板。竹田にとって競争相手で「誰もが一軍に行きたいと思っている。いつでも呼ばれるようなピッチングができないとチャンスは来ない」と冷静に語った。「ハマのエース」を目標に掲げるルーキーは、アマチュア時代と同様に壁を打ち破る。

写真=BBM
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