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中日・金丸夢斗 ただ者ではない黄金左腕/ルーキー中間報告

 

金丸夢斗


 4球団競合から入団した黄金ルーキー。交流戦を終えて登板7試合をこなした。勝ち星は付いていないといえど、金の卵にふさわしい投げっぷりで球場を沸かせている。

 150キロ超の真っすぐで押せる。スライダーやスプリットが決め球になる。すごみを示すひとつは、1試合当たりの失点の仕方。失点するのは、いずれのゲームも1イニングのみ。ピンチを招いても、しのげる。ズルズルいかない。それもゴールデンルーキーの評価を与えるべき要素になっている。

 井上一樹監督は大きな期待を掛ける。「特別なピッチャーになってほしいと思っている。自分がドラフトで指名して、クジを引いたというのもある。とにかくスケールの大きなピッチャーになってもらいたいね」。金丸の話題になると、指揮官の顔はほころぶ。かわいくて仕方がないのだ。

 プロへ順応できるから、金丸はただ者ではない。6月5日のソフトバンク戦(みずほPayPay)は初回に4失点。「何かおかしい」と異変を察知した。分析部門と話し合い、動画をチェックし続けて、癖を見つけた。

 その次の登板は同13日の西武戦(ベルーナ)。7回途中を1失点。「癖を利用するというか、癖ならこの球種ですよ、というところで別の球種を投げました。いきなり完璧に修正するのも難しいところもあるので、対策のひとつとしてやりました」。自己最多の110球。好調の西武打線を最少失点でしのいだ。

 7月8日の巨人戦(山形)は7回2失点。プロ初勝利は目前だったが、悪夢の逆転負けを喫した。プロ初勝利が遠いが、それまでの経験も財産となるはずだ。

写真=BBM
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